株価が急落した2月以降、ネット証券各社では口座開設が相次ぎ、SBI証券は全口座数が500万、楽天証券は400万を突破したそうです(日経新聞2020年4月5日の記事より)。   ネット証券の一番の売りは手数料の安さです。ネット証券は店舗がないため、コストを抑えることができます。それに対して、以前からある対面型証券会社はコストがかかります。   初心者で、いろいろ証券会社の人に聞きたい人は対面型の店舗がある証券会社がいいかもしれません。ある程度ネットに詳しい方で、口座開設の手続き等ができ、自分で商品を選ぶことができる方はネット証券がお勧めです。   株価が下がったこんな時だからこそ、投資を始めるには良いタイミングなのかもしれません。   ちなみSBI証券の確定拠出年金(iDeCo)のトップページには、「多くのお申込みをいただいておりますため、資料のお届けにはご請求から約1週間程度かかります」との表記(2020年4月15日現在)があります。   これは、今が確定拠出年金(iDeCo)を始めるのに良いタイミングだ、と判断した人がたくさんいるということです。  

個別株だと何を買うか

では、今、何を買えば良いのでしょうか?投資初心者の人で、以前から個別株に興味のある人は、安くなっているメジャーな株を買うのがお勧めです。
 
メジャーな株とは、銀行や日本を代表するよく知れた電気機器会社などです。具体的には、三菱UFJ銀行やソニーなどが挙げられます。今は安くなっていても、倒産の可能性が低く、将来は株価が戻ってくる可能性が高いと思われます。
 
逆に、お勧めしないのは、新興株といわれる株です。具体的な会社名は記載いたしませんが、新興株は上がる時は大きく上がる可能性がありますが、逆に株価が下がった時は大きく下がり、そのまま買った金額まで戻ってこない可能性が高いものがあるからです。
 
それに対して、日本を代表するメジャーな株は大きく上がることが少ないかもしれませんが、大きく下がることも少ないといえます。ましてや、今はほとんどの株が大きく下げた後なので、ここから下がるとしても大きく下がる可能性が低いといえます。
 
なお、個別株はNISA口座を使って購入することができますが、iDeCoでは購入できないので、個別株を検討される方はNISA口座を利用していただければと思います。

投資信託は何を買うか

投資初心者の人で、何を買えばいいかわからない人は、ニューヨークダウ平均と日経平均に連動した投資信託がお勧めです。まず、この2つは毎日発表されるニューヨークダウや日経平均をベースにしているため、情報を得ることが簡単です。新興国の株は情報収集が難しく、価格変動がつかみづらいことがあります。
 
また、ダウ平均と日経平均の投資信託については、手数料がノーロードで売買手数料がかからない商品があります。この売買手数料にも注意をしていただきたいと思います。売買手数料がかからなくとも、通常、信託報酬(管理報酬)がかかってきます。

買い方

個別株にしても、投資信託にしても分散投資を心がけていただきたいと思います。分散投資とは、銘柄の分散、地域の分散、期間の分散をいいます。すべての財産を一度にすべて1つの銘柄に投入してしまうと、購入後株価が大きく下がった場合、取り返しがつかないことになってしまいます。そこで、分散投資が勧められています。
 
NISAやiDeCoの制度を使って、毎月、定額を購入することにより、期間の分散ができます。まだ、コロナの影響がどこまで続くのか不確かな状態ですので、1年、2年のスパンで、期間の分散投資をしてもらえればいいのではないでしょうか。
 
後は銘柄選びや投資信託選びの時に、銘柄の分散と地域の分散を意識していただければと思います。
 
なお、ここに記載した内容は個人の見解であり、個別の銘柄投資を推奨するものではありません。投資は自己判断および自己責任となりますのでご注意ください。
 
執筆者:高畑智子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者

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