本日のマザーズ指数は、全面高商状でリスクオンムードが高まるなか個人投資家心理も上向き5日続伸となった。原油価格の反発や新型コロナウイルス治療薬として期待される米ギリアド社のレムデシビルの臨床試験で肯定的な効果が確認されたことを好感し、前日の米国市場では主要株価指数が大きく上昇していた。この流れを受けて、日経平均が節目の20000円を軽く超える大幅高を演じると、個人投資家センチメントも向上し、中小型株も景気敏感の大型株に負けじと上伸した。テクニカル的にはマザーズ指数は今週に入ってから27日には終値ベースで75日移動平均線を突破し、28日には5日線が75日線を上抜いた。本日の終値は791.44ptと、直近3ヵ月間の価格別売買高でもっとも商いが積み上がっている750ptどころを明確に抜いてきた。祝日を前に明日は上値が重くなることが予想されるが、全体地合いとともにテクニカル的にもマザーズ指数は良好な状況を整えてきたといえる。なお、売買代金は概算で2188.67億円。騰落数は、値上がり201銘柄、値下がり107銘柄、変わらず14銘柄となった。
 個別では、新型コロナウイルス向けの新薬開発で活況となっているアンジェス<4563>が本日も23%高と9日続伸した。また、上半期業績が大幅に上振れたアズーム<3496>、27日にアンジェスと新型コロナの包括的共同研究契約を締結したHMT<6090>、吉本興業と業務提携契約を締結したUUUM<3990>、第1四半期営業損益が0.37億円と黒字に浮上したsMedio<3913>、非開示だった1-6月期業績予想で最終損益が3.77億円の赤字(前年同期は4.69億円の赤字)と赤字幅が縮小する見通しを示したAiming<3911>などがストップ高となった。その他では、ブランジスタ<6176>、ベストワンドットコム<6577>、富士マガ<3138>などが値上がり率上位に入った。一方、新型コロナ関連や直近IPOとして直近物色されていた銘柄群がそろって大幅下落する形となり、値下がり率上位には、サイバーセキュリティクラウド<4493>、メドレー<4480>、ミクリード<7687>、松屋R&D<7317>、MRT<6034>などが並んだ。