日経平均は4日ぶり小幅反落、日本電産の好反応は明るい兆しか

 日経平均は4日ぶり小幅反落。5.32円安の22254.42円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。

 23日の米株式市場でNYダウは145ドル高と反発し、機関投資家が運用の参考にするS&P500種株価指数やハイテク比率の高いナスダック総合指数は過去最高値を更新した。航空機部品・機械のユナイテッド・テクノロジーズや飲料のコカ・コーラ、短文投稿サイトのツイッターといった主要企業の決算が市場予想を上回り、好感した買いが入った。本日の日経平均も米株高の流れを引き継いで97円高からスタートすると、寄り付き直後に取引時間中の年初来高値22362.92円(103.18円高)を付けた。ただ、ゴールデンウィークの大型連休を前に上値を追う動きは乏しく、前引けにかけては利益確定売りに押されマイナスへ転じた。東証1部の値下がり銘柄は全体の5割強、対して値上がり銘柄は4割弱となっている。

 個別では、前日の決算発表で注目された日本電産<6594>が2%高で前場を折り返した。本日開催の説明会で永守会長は今下期の業績回復に自信を見せているという。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>も小じっかり。日本電産以外の決算発表銘柄ではオービック<4684>、キヤノンMJ<8060>が大きく買われた。また、前期業績の修正を発表したりらいあ<4708>や前期、今期と2ケタ営業増益が続く見通しのピーシーエー<9629>が東証1部上昇率上位に並んだ。一方、一部メディアで前期業績を大幅に下方修正すると報じられた日産自<7201>は3%近い下落。同じく業績観測報道が伝わったコーセー<4922>は4%超下落した。その他ではソニー<6758>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>などがさえない。また、第1四半期が減益スタートとなったシマノ<7309>が急落し、日東網<3524>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、電気・ガス業、証券、輸送用機器などが下落率上位。反面、サービス業、その他製品、医薬品などが上昇率上位だった。

 米国ではS&P500種株価指数やナスダック総合指数が高値更新し、NYダウも昨年10月に付けた最高値に迫る動きを見せている。一方で日経平均は昨年10月高値(24448.07円、取引時間中)をなお9%ほど下回る水準にあり、日本株の相対的な出遅れ感が意識される余地はあるだろう。とはいえ、日本は異例の10連休が控えているだけに、買い持ち高を積極的に積み上げにくい状況と言える。

 前日の日本電産を皮切りに主要企業の決算発表が本格的に始まったことも様子見ムードにつながっている可能性がある。しかし、日本電産の永守会長が業績回復に自信を見せ、同社株価が素直に反応していることは明るい材料となるだろう。連休前とはいえ日経平均は底堅く推移しそうだ。なお、本日は花王<4452>、中外薬<4519>、キーエンス、ファナック<6954>、キヤノン<7751>などが決算発表を予定している。
(小林大純)


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