こう着の中でバリュー株物色へ

 12日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国市場は、NYダウが小幅に上昇する一方で、ナスダックは小幅な下げとなるなど、まちまちの展開。香港の条例改正案を巡る抗議行動が激化しているほか、前週の株価上昇を受けた利益確定の動きも広がった。また、今週開催予定のパウエルFRB議長の議会証言や米中協議の行方を見極めたいとの思惑なども手控え要因となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の23370円。円相場は1ドル109円00銭台で推移している。

 また、国際原子力機関(IAEA)は、イラン核合意の検証に関する報告書をまとめ、イラン国内の未申告の場所から天然ウランの粒子を検知したことを確認したと明らかにしたと報じられている。秘密裏の核関連活動の可能性を示しており、IAEAへの全面的な協力を前提とする核合意の根本が揺らぐことになり、地政学リスクへの警戒も手掛けづらくさせそうだ。

 利食い優勢の相場展開になると、再びVIX先物のショートポジションの積み上がりなどの需給面も警戒されやすくなりそうだ。もっとも、昨日の日経平均はこう着感の強い相場展開となったが、東証1部の騰落銘柄は値上がり数が6割を占めていた。規模別指数では大型株指数が下落する半面、中型、小型株指数はプラス圏での推移が続くなど、物色対象に変化が見られていることが要因。世界的にもグロース株からバリュー株にシフトする動きがみられており、割安感のある銘柄やセクターへの資金流入は意識されやすいだろう。

 そのため、先行して上昇していた銘柄などへは利益確定の動きが出やすいものの、割安感や出遅れ感のある中小型株へは資金シフトの流れから底堅さがみられそうである。米中問題や香港のデモ問題など、不安感がある故に上値追いは慎重であろうが、リスクオンの中で資金流入が意識されやすく、バリュー株へのシフトが強まりやすいだろう。


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