後場に注目すべき3つのポイント〜日経平均は続落、米雇用統計後の円高警戒で中小型株へのシフトも

4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は続落、米雇用統計後の円高警戒で中小型株へのシフトも

・ドル・円は110円13銭、上昇一服、日本株安への警戒は継続

・値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位は東エレク





■日経平均は続落、米雇用統計後の円高警戒で中小型株へのシフトも



日経平均は続落。72.68円安の19956.58円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えた。3日の米国市場ではNYダウは連日で最高値を更新するも、7月ISM非製造業景況指数が予想を下振れたほか、原油相場の下落などが嫌気され、全体としては利食い優勢の展開だった。4日の米雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の19955円と20000円を下回るなか、これにサヤ寄せする格好から売りが先行した。



その後はこう着感の強い相場展開が続いており、米国同様、雇用統計を控えての模様眺めムードが強く、日経平均の日中値幅は40円程度にとどまっている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が上回っているが、ほぼ拮抗である。セクターでは鉱業、海運、不動産、ガラス土石、電力ガス、食料品、保険が下落。一方で、精密機器が上昇率トップ。サービス、ゴム製品、輸送用機器、建設が小じっかり。



日経平均は5日線を下回っているが、小幅な値動きであり、方向感は掴みづらいところである。午後は日銀のETF買い入れの思惑が売り込みづらくさせそうだが、米雇用統計待ちのなか、上値追いも慎重になるだろう。米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比18.3万人増と6月の22.2万人増から減速すると予想されている。また、賃金上昇率も前年比2.4%増と6月の2.5%増から減速するとのコンセンサスである。金利上昇要因になりづらく、為替市場での円高傾向が重石になることが考えられる。



もっとも、決算を手掛かりとした物色がみられており、地合いはそれ程悪くないだろう。安倍改造内閣への期待感も若干は高まりやすく、政策期待を背景に押し目買い意欲は強そうである。また、中小型株が自律反発をみせている。トヨタ自<7203>決算通過で一巡感が高まりやすく、次第に中小型株への見直しも意識されてきそうである。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円は110円13銭、上昇一服、日本株安への警戒は継続



ドル・円は110円10銭台まで切り返した後、国内勢による買戻しは一服。ドルは足元は高値圏で推移しているが、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで推移しており、目先の日本株安継続を警戒したドル売り・円買いの流れに変わりはなさそうだ。



12時25分時点のドル・円は110円13銭、ユーロ・円は130円80銭、ポンド・円は144円70銭、豪ドル・円は87円78銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・プレミアムウォーターホール<2588>や高度紙<3891>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます



・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>





■経済指標・要人発言



・ロシアの外務省声明

「セルゲイラブロフ外相と、米国のティラーソン国務長官は8月6−8日にマニラで米露関係を協議」



・関係筋

「2016年の米大統領選時のトランプ陣営とロシアとの癒着を巡る疑惑で、モラー特別検察官は大陪審設置へ」



・タイ・コブ・ホワイトハウスの特別顧問

「モラー氏が大陪審設置することを認識していない」

「ホワイトハウスはムラー氏に協力を公約」





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・特になし



<海外>

・15:00  独・製造業受注(6月)  0.6%  1.0%

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