夏季休暇シーズンで物色は個人主体の材料株に【クロージング】

10日の日経平均は小幅に3日続落。8.97円安の19729.74円(出来高概算19億6000万株)で取引を終えた。引き続き北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりが警戒されるものの、日経平均は前日に一時300円を超える下落となった反動もあり、朝方は小幅に上昇して始まった。しかし、寄付き直後に付けた19829.88円を高値に、その後はこう着感の強い相場展開のなか、前引けにかけてじりじりと上げ幅を縮めており、結局下げに転じている。後場は日銀のETF買い入れへの思惑からプラス圏を回復する場面もみられたが、連休を控えていることもあり、参加者が限られるなか、小幅に続落となった。



来週も引き続き、北朝鮮の地政学リスクへの警戒はくすぶることになろう。また、海外勢は9月のレイバーデーまでは夏季休暇となるため、商いは膨らみづらいだろう。反対に地政学リスクや米議会の夏休みから手掛かり材料にも欠けるため、利益確定の流れが優勢になりやすい。



とはいえ、決算発表がピークを通過するなか、個人主体の売買は活発化しやすい。お盆休みとなるため、短期筋の資金流入なども株価の変動要因として意識されやすいだろう。国内外の機関投資家は積極的に動かないとなれば、日経平均のこう着は続くとみられ、物色は個別材料株にシフトすることになろう。

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