新興市場見通し:6社上場のIPOラッシュ、大型株決算にも関心向かいやすく

先週の新興市場では、日経平均が節目の23000円を前に上げ一服となるなか、マザーズ指数や日経ジャスダック平均は一進一退の展開となった。週前半は米国株や日経平均の上昇、為替の円安進行とともに投資家心理が改善する一方、主力大型株に関心が向かいやすかった。週後半になると中国景気の減速や米中・米欧貿易摩擦への警戒感が強まり、相場全体の重しとなった。ただ、バイオ株の一角が買われ、マザーズ指数を支えた。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.4%であったのに対して、マザーズ指数は+0.1%、日経ジャスダック平均は+0.3%だった。



個別では、メルカリ<4385>が週間で8.8%高、ミクシィ<2121>が同2.5%高となる一方、MTG<7806>が同2.6%安、サイバーダイン<7779>が同4.2%安となるなどマザーズ時価総額上位は高安まちまちだった。メルカリは大手運用会社の大量保有報告書提出が観測されている。ティーケーピー<3479>は決算発表後に利益確定売りがかさみ7.9%安となった。売買代金上位では業績上方修正のALBERT <3906>や新規高レーティング観測のUUUM<3990>が大きく買われ、リボミック<4591>などが週間のマザーズ上昇率上位に顔を出した。一方、第1四半期決算が減益となったベイカレント・コンサルティング<6532>などが売られた。ジャスダック主力ではハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同14.3%安と急落した。第1四半期の受注減速が嫌気された。その他では日本マクドナルドHD<2702>が同1.8%高となる一方、セリア<2782>は同5.6%安と軟調だった。売買代金上位ではテリロジー<3356>が上値追いの展開となり、ヒト由来がんを用いたマウスモデルの開発・利用に関する共同事業の発足を発表したイナリサーチ<2176>などが週間のジャスダック上昇率上位に顔を出した。反面、今期の赤字見通しが嫌気されたIGポート<3791>などが下落率上位だった。



今週の新興市場では、新規上場銘柄に関心が集まりそうだ。5日間を通して計6社が新規上場するが、既上場銘柄に比べ需給が軽いことから物色が向かいやすいだろう。ただ、比較的小型の案件が多いとはいえ新規上場銘柄が資金を集めやすいこと、主力企業の決算発表が本格化することなどを考慮すると、マザーズ指数は戻りの鈍い展開が続きそうだ。



今週は、7月26日にセプテーニ・HD<4293>、27日に東映アニメーション<4816>、ソウルドアウト<6553>、エリアリンク<8914>、沖縄セルラー電話<9436>などが決算発表を予定している。また、日本電産<6594>やファナック<6954>、東京エレクトロン<8035>といった主力企業も決算発表するため、関連する新興市場銘柄に影響を与える可能性がある。23日からは政府主導の「テレワーク・デイズ」が始まるため、テレワーク関連銘柄への関心も高まりそうだ。



IPO関連では、マネジメントソリューションズ<7033>など6社がマザーズへ新規上場する。全般に事業内容等に対する評価は高く、7月10日のMTG上場からIPO人気もなお継続しているようだ。公開規模の小さい案件などは順当に初値を飛ばしそうだ。なお、先週はチームスピリット<4397>(8月22日、マザーズ)の新規上場が発表されている。


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