ユーロ週間見通し:もみ合いか、トルコリスクを意識した売り継続の可能性

■弱含み、トルコ債務懸念で売り強まる



先週のユーロ・ドルは弱含み。トルコリラの急落で、「欧州中央銀行(ECB)はイタリアなどの欧州系銀行のトルコ向け債権に懸念を強めている」との一部報道を受けて、ユーロ売りになった。節目の1.15ドルを割り込んだことで、ユーロ売りが加速した。取引レンジ:1.1388ドル-1.1628ドル。



■下げ渋りか、自律反発期待の買いが入る可能性も



今週のユーロ・ドルは下げ渋りか。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続方針でドル買い基調は継続しよう。一方、ユーロは1.13ドル台後半で押し目買いが入るとの見方が出ており、新たなユーロ売り材料が提供されない場合、自律反発を期待したユーロ買いは増える可能性がある。



予想レンジ:1.1350ドル−1.1550ドル



■軟調推移、トルコリスクを意識したユーロ売り強まる



先週のユーロ・円は軟調推移。中国の輸入増加を好感したユーロ買いが観測されたが、トルコリラの急落で、欧州中央銀行(ECB)は一部欧州系銀行のトルコ向け債権に懸念を強めているとの報道を受けて、リスク回避的なユーロ売り・円買いが強まった。イタリアの財政赤字拡大観測もユーロ売り材料となった。取引レンジ:126円01銭-129円46銭



■もみ合いか、トルコリスクを意識した売り継続の可能性



今週のユーロ・円はもみ合いか。ユーロ圏4-6月期域内総生産改定値などの経済指標が市場予想と一致しても、欧州中央銀行(ECB)の慎重姿勢に変わりはなく、ユーロ買いは限定的となりそうだ。トルコリスクを意識したユーロ売りがすみやかに縮小するとの見方は少ないこともユーロの反発を抑える一因となりそうだ。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・14日:6月鉱工業生産(前年比予想:+2.7%、5月:+2.4%)

・14日:4−6月期域内総生産改定値(前年比予想:+2.1%、速報値:2.1%)

・16日:6月貿易収支(5月:+165億ユーロ)



予想レンジ:125円00銭-128円00銭


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