以下は、フィスコソーシャルレポーターの薬味多めで氏(ブログ「個人投資家最前線」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。



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※2020年1月17日7時00分に執筆





2020年以降、中期的に考えていきたいテーマのひとつとして、国土強靭化関連銘柄があります。本日は、国土強靭化関連銘柄の中でも今後の伸びしろが期待できそうな割安銘柄を探してみたいと思います。



■「国土強靭化」とは?



「国土強靭化」は安倍政権が推し進める政策の中心テーマの一つです。国土強靭化政策には、人々の命を守り暮らしと経済を支える為にハード・ソフト両面からインフラ機能を強化する施策が盛り込まれています。



国土の強靭化にあたって、日本政府は2018年12月に見直された国土強靭化基本計画を基に、台風や地震などの大規模な自然災害などに備えるため、事前の防災対策や減災対策、被災後の復旧や復興に迅速な動きが取れるような対策を計画的に推し進める取り組みを行っています。



2019年は台風15号が千葉県を中心に大きな傷跡を残し、続く台風19号は東北・関東・甲信越と広い範囲で大きな被害が発生しました。大規模な被害を伴う災害が続き、2019年12月、政府が閣議決定した経済対策の柱のひとつに災害復旧や防災・減災の国土強靭化対策が盛り込まれました。



ただ、人手不足を背景に公共事業の予算を消化しきれない事態に至っている自治体もあるようです。2016年の熊本地震など被害の爪痕が依然残る場所では、災害復旧を優先せざるを得ず、公共事業まで手が回らないという事情もあるようで課題はあると感じます。



しかし、高度経済成長期に建設された道路や橋、水道やガス管などの社会インフラの多くは、建設後老朽化の目安となる50年を経過しており、全面的に整備を推し進めていかなければならない問題だと考えられます。国土強靭化への関心は今後も株式市場で重要なテーマになると考えられるでしょう。



■割安水準にある注目の国土強靭化関連銘柄



今回は3期連続で「売上高・営業利益・経常利益が黒字」「フリーキャッシュフローがプラス」の銘柄のうち、

・ミックス係数11.25ポイント以下

・配当予想利回り3%以上

である銘柄をスクリーニングした中からピックアップしています。

※株価は1月16日終値ベースで計算しています。



▽世紀東急<1898>

・ミックス係数:7.50

・配当利回り:4.36%



東急グループの中堅ゼネコン。道路舗装を中心とした土木系工事に強みがあり、財務体質の改善も進んでいます。



▽宇部興<4208>

・ミックス係数:6.20

・配当利回り:3.84%



総合化学大手。世界首位のカプロラクタムを主力に、電池材料、合成ゴム、機能品・ファイン等を展開し、医薬品にも注力しています。



▽OSJBホールディングス<5912>

・ミックス係数:5.77

・配当利回り:3.01%



橋梁の建設会社グループ。橋梁建設をコアに、トンネルや地下貯水施設等の地下建築物、競技施設や耐震補強等の地上建築物を手掛けています。



▽駒井ハルテック<5915>

・ミックス係数:2.65

・配当利回り:3.68%



橋梁・鉄骨などの鋼構造物の大手で、風力発電機なども手掛けています。





4銘柄ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?「国策に売りなし」ではありませんが、じっくりと銘柄を分析した上で、恩恵を受けそうな銘柄を選別していきたいところです。





毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。



一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。



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執筆者名:薬味多めで

ブログ名:個人投資家最前線