24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:底堅い相場展開に期待、日本電産はアク抜けを意識した見方に向かう可能性も

■前場の注目材料:日電産、通期下方修正も、10-12月期としては営業増益に

■キヤノン、商業印刷機で攻勢、ピエゾ方式IJヘッド開発





■底堅い相場展開に期待、日本電産はアク抜けを意識した見方に向かう可能性も



24日の日本株市場は、若干の自律反発が意識されるが、その後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが26ドル安、ナスダックは18Pt高とまちまちの展開だった。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に売りが先行したが、世界保健機関(WHO)が非常事態宣言を見送ったことから懸念が和らぎ、引けにかけては買い戻しの動きがみられた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の23795円。円相場は1ドル109円50銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から若干の自律反発が意識される。また、注目された日本電産<6594>の第3四半期決算は、営業利益が前年同期比23.9%減の947億円となり、1000億円程度を見込んでいたコンセンサスを下回っている。また、20年3月期通期計画を修正しており、営業利益は従来の1500億円から1400億円に下方修正しており、通期についてもコンセンサスを下回る見通しはネガティブとなる。



しかし、あわせて400万株(発行済み株式数の1.36%)の自社株買いを発表。また、10-12月期としては、営業増益だった。その他、EVの駆動用トラクションモーターについて、複数年の受注が1000万台を超えており、7-9月期とみていた予想よりも引き合いが強い状況であり、決算がアク抜けにつながる可能性がありそうだ。日本電産が底堅い値動きをみせてくるようだと、来週から本格化する決算についても、アク抜けを意識した見方に向かう可能性があるため、全体としては底堅さが意識されよう。



また、テクニカル面では日経平均は若干ながら25日線を下回ってきている。同線レベルを明確に割り込んでくるようだと、前回支持線として意識されていた75日線を窺う可能性が高まり、センチメントを悪化させる。一方で、25日線レベルでの底堅さが意識されるようであれば、これまで同様、調整局面での買い需要が確認されてくることになり、昨年来高値水準でのもち合い継続といったところであろう。



その他、英国の欧州連合(EU)離脱実現に必要な離脱関連法の法案が22日までに、英上下両院を通過した。エリザベス女王の裁可を経て週内にも成立することになり、一先ず欧州の落ち着きも期待されるところであり、相場全体の底堅さにつながりうそうである。





■日電産、通期下方修正も、10-12月期としては営業増益に



日電産<6594>の第3四半期決算は、営業利益が前年同期比23.9%減の947億円となり、1000億円程度を見込んでいたコンセンサスを下回っている。また、20年3月期通期計画を修正しており、営業利益は従来の1500億円から1400億円に下方修正している。あわせて400万株(発行済み株式数の1.36%)の自社株買いを発表した。通期についてもコンセンサスを下回る見通しはネガティブとなるが、10-12月期としては、5四半期ぶりに営業増益だった。その他、EVの駆動用トラクションモーターについて、複数年の受注が1000万台を超えており、7-9月期とみていた予想よりも引き合いが強い。





■前場の注目材料

・シカゴ日経225先物は上昇(23795、大阪比+45)

・ナスダック総合指数は上昇(9402.48、+18.71)

・SOX指数は上昇(1945.37、+15.14)

・米長期金利は低下

・日銀のETF購入

・株安局面での自社株買い

・来期の業績回復期待



・キヤノン<7751>商業印刷機で攻勢、ピエゾ方式IJヘッド開発

・三井E&S<7003>子会社売却、経営再建を加速

・河合楽器<7952>ピアノ増産、旗艦モデル年1000台体制

・三菱商事<8058>野村不とベトナム分譲住宅に参画、スマート都市化推進

・島津製<7701>海外主導で研究開発、米中に拠点、次期中計800億円投資へ

・大日印<7912>5Gスマホ放熱部品参入

・メルカリ<4385>オリガミ買収、国内スマホ決済の競争激化





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:30 12月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.7%、11月:+0.5%)

・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(12月18-19日分)



<海外>

・特になし