■NY株式:NYダウ532ドル高、新型ウイルス治療薬の治験成功を好感



米国株式相場は上昇。ダウ平均は532.31ドル高の24633.86ドル、ナスダックは306.98ポイント高の8914.71ポイントで取引を終了した。原油価格の反発や新型ウイルスの治療薬として期待される製薬会社ギリアド社のレムデシビルの臨床試験で、半数以上で効果が確認されたことが好感され、大きく上昇した。トランプ政権において新型コロナウイルス対策チームを率いるファウチ氏も「結果が著しい効果があることを示唆している」と楽観的な見解を示した。連邦公開市場委員会(FOMC)で当面大規模緩和を維持する姿勢を示すと、引けにかけて上昇幅を拡大した。セクター別ではエネルギーやメディア・娯楽が大きく上昇した一方で、食・生活必需品小売りが下落した。製薬会社ギリアド・サイエンシス社(GILD)は、治療薬レムデシビルの治験成功を受け、当局が緊急承認するとの報道で急伸。検索大手アルファベット(GOOGL)は、昨日引け後に発表された1-3月期決算が警戒されたほど悪化せず、アナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。大手航空機メーカーのボーイング(BA)は、資金がひっ迫する中、雇用の10%削減を検討していることを明らかにし急伸した。一方、スターバックス(SBUX)は、予想を下回った決算やバークレイズによる目標株価引き下げが嫌気され下落した。



ソーシャルネットワーキングのフェイスブック(FB)は引け後に1-3月期決算を発表し、売上が177.4億ドルと予想の172億ドルを上回り、時間外取引でも大きく上昇している。



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■NY為替:ドル弱含み、米FOMCで大規模緩和継続示唆



29日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円47銭から106円77銭まで上昇して106円59銭で引けた。米1-3月期GDP速報値がマイナス成長に落ち込み景気後退入りが示唆されたものの想定内であったほか、新型ウイルスの治療薬の治験成功の報道で景気回復期待が強まりドル買い・円売りが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置き当面ゼロ金利を維持する方針を示したほか、中期的リスクに言及したためドル売りが再燃し上値を抑制した。



ユーロ・ドルは1.0840ドルから1.0886ドルまで上昇して1.0878ドルで引けた。ドイツの4月消費者物価指数速報値が予想を上回ったことを受けてユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は115円45銭から116円08銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2389ドルから1.2472ドルへ上昇した。ドル・スイスは0.9714フランから0.9768フランまで上昇した。





■NY原油:大幅反発で15.06ドル、外出制限措置の緩和傾向を材料視



NY原油先物6月限は大幅反発(NYMEX原油6月限終値:15.06 ↑2.72)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+2.72ドルの1バレル=15.06ドルで取引を終えた。取引レンジは12.67ドル−16.78ドル。29日のアジア市場(時間外取引)では14ドルを挟んだ水準で推移したが、ニューヨーク市場では、各国で外出制限措置が緩和されつつあることから、一時16.78ドルまで買われた。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  24.78ドル   +0.89ドル(+3.73%)

モルガン・スタンレー(MS) 40.79ドル   +1.01ドル(+2.54%)

ゴールドマン・サックス(GS)190.03ドル  +3.02ドル(+1.61%)

インテル(INTC)        61.80ドル   +3.05ドル(+5.19%)

アップル(AAPL)        287.73ドル  +9.15ドル(+3.28%)

アルファベット(GOOG)    1341.48ドル +107.81ドル(+8.74%)

フェイスブック(FB)     194.19ドル  +11.28ドル(+6.17%)

キャタピラー(CAT)      120.06ドル  +4.60ドル(+3.98%)

アルコア(AA)         8.67ドル   +0.83ドル(+10.59%)

ウォルマート(WMT)      123.60ドル  -4.40ドル(-3.44%)