30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:先物主導によるインデックス買いで日経平均は2万円回復へ

■前場の注目材料:NTTドコモ、20/3営業利益15.7%減 8546億円、コンセンサス範囲内

■ヨロズ、一部拠点を売却、山形の生産子会社





■先物主導によるインデックス買いで日経平均は2万円回復へ



30日の日本株市場は、堅調な相場展開が見込まれる。29日の米国市場ではNYダウが532ドル高と大幅に上昇。原油価格の反発や新型ウイルスの治療薬として期待される製薬会社ギリアド社のレムデシビルの臨床試験で、半数以上で効果が確認されたことが好感されたほか、トランプ政権において新型コロナウイルス対策チームを率いるファウチ氏も「結果が著しい効果があることを示唆している」と楽観的な見解を示した。



また、連邦公開市場委員会(FOMC)では、当面大規模緩和を維持する姿勢を示すと、引けにかけて上昇幅を拡大している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比590円高の20400円。円相場は1ドル106円60銭台とやや円高に振れて推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均はこれまでのもち合いレンジの上限を突破してくることになりそうだ。節目の2万円回復によっていったん利益確定の流れが意識されてくるだろうが、一方でゴールデンウイーク後半を前に、ショートカバーの流れも強まりやすいところである。国内では緊急事態宣言が1カ月ほど延長される可能性が高いが、これが上値の重石となったとしても相当程度織り込まれていると考えられ、ショートポジションを積み上げる流れにはならないと考えられる。



日経平均は2万円を上回っての推移が続くようだと、これまでのもち合いレンジ上限レベルが支持線として機能し出すことが期待される。1カ月程度もち合いが続いていた水準でもあるため、センチメントを明るくさせそうである。また、VIX指数も調整が続いており、31ポイント台まで低下している。VIX先物のショートポジションも積み上がっていないため、需給状況も悪くないだろう。



物色の流れとしては先物主導によるインデックス買いが主導することになるため、指数インパクトの大きい値がさ株がけん引する格好となりそうだ。また、コロナ関連の材料株へはやや利食いが意識されそうだが、マザーズ銘柄には個人の値幅取り狙いの流れが活発化する可能性がありそうだ。







■NTTドコモ、20/3営業利益15.7%減 8546億円、コンセンサス範囲内



NTTドコモ<9437>は2020年3月期決算を発表。売上高にあたる営業収益は前期比3.9%減の4兆6512億円、営業利益は15.7%減の8546億円だった。コンセンサス(8600億円)の範囲内。主力の通信事業で携帯電話通信サービスの割安な新プランの導入が進んだことが収益を下押しした。光通信サービスや金融・決済サービスを含む非通信のスマートライフ事業における子会社NTTぷららでの費用増加なども重荷。2021年3月期の連結業績予想は未定とした。





■前場の注目材料

・NYダウは上昇(24633.86、+532.31)

・ナスダック総合指数は上昇(8914.71、+306.98)

・シカゴ日経225先物は上昇(20400、大阪比+590)

・SOX指数は上昇(1797.76、+84.55)

・VIX指数は低下(31.23、-2.34)

・米原油先物は上昇(15.06、+2.72)

・日銀のETF購入

・新型コロナウイルス治療薬開発

・日米欧の大型財政出動

・株安局面での自社株買い

・来期の業績回復期待





・ヨロズ<7294>一部拠点を売却、山形の生産子会社

・三菱自<7211>3000億円の融資要請、メガ銀・政投銀に





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 3月鉱工業生産速報値(前月比予想:-5.0%、2月:-0.3%)



<海外>

・10:00 中・4月製造業PMI(予想:51.0、3月:52.0)

・10:00 中・4月非製造業PMI(予想:52.5、3月:52.3)