1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:売り一巡後は底堅さが意識される展開に

■前場の注目材料:東エレク、20/3営業利益23.6%減 2372億円、今期予想は未定

■ペプチドリーム、治療薬開発に着手、ヒト細胞に付着・侵入防ぐ





■売り一巡後は底堅さが意識される展開に



1日の日本株市場は、売り先行後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。4月30日の米国市場では、NYダウが288ドル安だった。週次新規失業保険申請件数が過去6週間で3000万件に達したほか、3月個人消費支出(PCE)は過去最大の落ち込みを記録するなど悲惨な結果となり投資家心理が悪化、下落して寄り付いた。その後も緩やかに下げ幅を拡大し、終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の19990円。円相場は1ドル107円10銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い優勢の展開になりそうである。前日に節目の2万円を回復したこともあり、当然の一服といったところであろう。また、緊急事態宣言の延長による市場の反応を見極めたいところでもある。これも想定内ではあろうが、やはりニュースフローを受けたインデックス売りが警戒されやすいところである。



ただし、売り一巡後は底堅さが意識されやすいだろう。日銀のETF買い入れによる需給が下支えとして意識されやすいほか、ゴールデンウイーク後半に入ることから、ショートを仕掛ける動きにはなりづらい。また、連休による逆日歩発生も意識されやすいため、需給状況が良好な銘柄においては、ショートカバーを意識した値動きにつながる可能性がある。一方で、マザーズ銘柄等の中小型株については、個人によるクローズの動きが強まる可能性には注視する必要があるだろう。



海外勢については大きなポジションは傾けてこないと考えられるが、3月の下落局面においてショートが積み上がっていることもあり、新型コロナ感染拡大への警戒感から出口戦略を意識したスタンスに移行する中、ショートカバーに向かいやすい。また、ゴールデンウイーク明け後の上昇を意識した買いも入りやすいと考えられ、全体としては底堅い相場展開が見込まれる。





■東エレク、20/3営業利益23.6%減 2372億円、今期予想は未定



東エレク<8035>は2020年3月期決算を発表。売上高は前期比11.8%減の1兆1272.86億円、営業利益は同23.6%減の2372.92億円だった。コンセンサス(2285億円程度)は上回った。次世代通信規格「5G」などに使われる半導体の需要は拡大したものの顧客の設備投資が戻らず、減収減益となった。フラットパネルディスプレー製造装置はスマホ向けが軟調だったほか、新型コロナウイルスの影響により中国で顧客の設備立ち上げが遅れた影響も出た。





■前場の注目材料

・日経平均は上昇(20193.69、+422.50)

・1ドル107円10-20銭

・米原油先物は上昇(18.84、+3.78)

・日銀のETF購入

・新型コロナウイルス治療薬開発

・日米欧の大型財政出動

・株安局面での自社株買い

・7-9月期の業績回復期待





・パナソニック<6752>太陽電池再建進まず、マレーシア工場売却に遅れ

・日本電産<6594>日本電産・村田製、コロナ後にらみ準備、強気の設備投資

・ソフトバンクG<9984>前期予想、赤字9000億円、創業以来最大

・ペプチドリーム<4587>治療薬開発に着手、ヒト細胞に付着・侵入防ぐ

・住友商事<8053>米社に出資、無人航空機管制システム開発

・長瀬産業<8012>防じんコーティング剤共同開発、長瀬産業など





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:30 4月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.1%、3月:+0.4%)



<海外>

・特になし