■NY株式:NYダウ218ドル安、ADP雇用統計が過去最大の減少を記録



米国株式相場はまちまち。ダウ平均は218.45ドル安の23664.64ドル、ナスダックは45.27ポイント高の8854.39ポイントで取引を終了した。全米で経済活動再開の動きが一段と強まるとの期待に上昇して寄り付いた。ハイテク株を中心に買いが広がったものの、4月ADP雇用統計で民間部門の雇用者数が2020万人減と過去最大の減少を記録し、今週発表される4月雇用統計への警戒感から引けにかけて下落した。セクター別では保険や公益事業が下落した一方、半導体・同製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇した。



代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は、昨日引け後に発表した1-3月期決算で売上倍増が明らかになり急伸。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は、1-3月期で予想を上回る業績を発表し上昇した。ゲームソフト会社のアクティビジョンブリザード(ATVI)は、好決算を発表して上昇。一方で、百貨店のノードストーム(JWN)は、16店舗の閉鎖を発表して下落。配車サービスのウーバー(UBER)は、新型コロナウイルス関連の損失拡大で、従業員の約14%を解雇する計画を発表して下落した。



8日に発表が予定されている4月雇用統計では、失業率が16%と過去最高水準まで上昇することが予想されている。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:米中対立や米雇用悪化を懸念、リスクオフの円買い



6日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円26銭から105円99銭まで下落して106円11銭で引けた。トランプ米大統領が「来週には中国の貿易協定順守に関する報告ができる」と言及し、米中対立懸念が再燃したほか、この日発表された米国のADP雇用統計の4月分は前月比2023.6万人減と、過去最大の減少となったため、8日に発表される4月雇用統計に警戒感が広がりドル売り圧力となった。



ユーロ・ドルは1.0827ドルまで上昇後、1.0790ドルまで下落して1.0796ドルで引けた。ドイツが景気刺激策に前向きな姿勢を見せたほか、制限措置を大幅に緩和し、全店舗再開を発表したため域内景気の回復期待にユーロ買いが強まった。しかし、欧州連合(EU)が本年の域内経済は過去最大に落ち込む可能性があると警告したほか、ドイツ憲法裁の忠告を受け欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)への不透明感がくすぶり上値が抑制された。ユーロ・円は114円87銭から114円43銭まで下落。ポンド・ドルは1.2393ドルから1.2335ドルまで下落。ドル・スイスは0.9730フランから0.9758フランまで上昇した。





■NY原油:反落で23.99ドル、世界経済の持続的な回復への期待低下も



NY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:23.99 ↓0.57)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.57ドルの1バレル=23.99ドルで取引を終えた。取引レンジは22.58ドル−26.08ドル。ユーロ安を嫌気した売りが観測されたが、世界経済の持続的な回復に対する市場の期待は低下しつつあることも原油先物の上昇を抑える一因となったようだ。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  22.35ドル   -0.31ドル(-1.37%)

モルガン・スタンレー(MS) 37.30ドル   -0.68ドル(-1.79%)

ゴールドマン・サックス(GS)176.92ドル  -1.38ドル(-0.77%)

インテル(INTC)        59.18ドル   +0.76ドル(+1.30%)

アップル(AAPL)        300.63ドル  +3.07ドル(+1.03%)

アルファベット(GOOG)    1347.30ドル -3.81ドル(-0.28%)

フェイスブック(FB)     208.47ドル  +1.40ドル(+0.68%)

キャタピラー(CAT)      107.67ドル  -1.24ドル(-1.14%)

アルコア(AA)         7.71ドル   -0.10ドル(-1.28%)

ウォルマート(WMT)      123.30ドル  -1.43ドル(-1.15%)