8日の日経平均は大幅続伸。504.32円高の20179.09円(出来高概算13億7000万株)で取引を終えた。各国の経済再開の動きがみられているほか、米中貿易協議への期待から買い先行で始まると、前場半ばには節目の2万円を回復。SQに絡んだ商いが買い越しだったほか、SQ値を突破したこともセンチメントを明るくさせた。後場も2万円を上回っての推移が継続し、大引けにかけてショートカバーを交えての上昇から上げ幅を広げており、本日の高値で取引を終えている。



東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1800を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは、決算を発表した任天堂<7974>の下落影響から、その他製品が唯一下落した他は、32業種が上昇。鉄鋼、非鉄金属、海運、陸運、卸売、その他金融、不動産が強い動きに。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>がけん引。



日経平均はもち合いレンジでの推移ではあるが、レンジ上限を捉えてきている。米雇用統計が警戒されるものの、経済活動再開に向けた動きが意識される中、ショートカバーが強まった格好のようである。週末の雇用統計の結果を受けた米国市場の動向次第となろうが、アク抜け的な値動きをみせてくるようだと、日経平均はもち合いレンジを上放れてくる可能性が高そうである。



また、決算発表がピークとなるため、決算を手掛かりとした物色にも向かいやすい。決算を手掛かりとした物色が広がりをみせてくるようだと、これまで強い動きをみせていた新型コロナに関連する材料株等へは、利益確定の流れが強まりやすいところである。その他、悪い決算は織り込まれていると考えられ、売り込まれていた銘柄等は、決算がアク抜けにつながるかに注目したい。