8日の米国長期債相場は反落。米労働省がこの日発表した4月雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比-2050万人となった。失業率は1982年11月の10.8%を大幅に上回る14.7%に上昇したが、いずれも市場予想ほど悪化していないことから、長期債利回りは上昇した。米国株式の上昇や、米国債入札に向けたポジション調整が広がっていることも影響したようだ。ただ、5月の雇用統計で失業率の上昇や非農業部門雇用者数のさらなる減少が予想されており、長期債利回りの持続的な上昇に対する懐疑的な見方も出ている。2年債利回りは米雇用統計発表後に0.103%近辺まで低下したが、取引終了時点にかけて0.160%近辺まで反発した。10年債利回りは0.604%近辺まで低下した後、取引終了時点にかけて0.685%近辺まで上昇した。



イールドカーブは、中・長期間でスティープニング気配。2年−5年は17.90bp近辺、2年−10年は52.90p近辺で引けた。2年債利回りは0.16%(前日比:+2bp)、10年債利回りは0.68%(同比:+4bp)、30年債利回りは1.38%(同比:+5bp)で取引を終えた。