■NY株式:米国株は続伸、米中関係の悪化懸念が後退



米国株式相場は上昇。ダウ平均は455.43ドル高の24331.32ドル、ナスダックは141.66ポイント高の9121.32ポイントで取引を終了した。米中が声明を発表し、ライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官、中国の劉鶴副首相がウイルスパンデミック以降初めて貿易協議を開催したことを明らかにすると米中関係の悪化懸念が後退し上昇して寄り付いた。引けにかけては、景気底入れへ期待感から上げ幅を一段と拡大した。セクター別では自動車・自動車部品が大幅上昇。医薬品・バイオテク、ソフトウェア・サービスは小幅な上昇にとどまった。



配車サービスのウーバー・テクノロジー(UBER)は1−3月期決算で損失が拡大したものの、ウーバーイーツが好調であったほか、回復の兆しが見られるとのCEOの楽観的な発言が好感され、上昇。エンタテインメントのウォルト・ディズニー(DIS)は上海ディズ二—ランドが11日に営業再開すると発表、チケットが数分で完売したとの報道を好感して上昇した。カジノ経営のMGMリゾート(MGM)は運営再開期待で上昇。一方で、ストリーミングプラットフォームのロク(ROKU)は広告収入の減少を警告して下落した。



小売り大手のJCペニー(JCP)は早くて来週にも民事再生法の適用を申請すると報じられている。



(Horiko Capital Management LLC)





■NY為替:米雇用は最悪期脱したとの見方でドル売り一服



8日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円28銭まで下落後、106円75銭まで上昇して106円66銭で引けた。米4月雇用統計で失業率が戦後最高、雇用者数も過去最大の減少を記録した最悪の結果となり、ドル売りが強まった。その後、今後は経済活動の再開にともない改善するとの期待が広がり、最悪期は脱したとの見方からドル買いが優勢となった。ライトハイザーUSTR代表、ムニューシン米財務長官、中国の劉鶴副首相がパンデミック後初めて電話協議を行ったため米中関係悪化懸念が後退したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が資金調達市場の安定に伴い国債購入ペースを減速する計画を発表すると米債利回り上昇に伴いドル買いが一段と強まった。



ユーロ・ドルは1.0815ドルまで下落後、1.0876ドルまで上昇して1.0840ドルで引けた。ユーロ・円は115円27銭から115円74銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2357ドルまで下落後、1.2467ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9732フランまで上昇後、0.9681フランまで下落した。





■NY原油:反発、株高を意識した買いが入る



8日のNY原油先物6月限は反発(NYMEX原油6月限終値:24.74 ↑1.19)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.19ドルの1バレル=24.74ドルで取引を終えた。取引レンジは23.26ドル−24.99ドル。8日のアジア市場(時間外取引)で23.26ドルから24.99ドルまで買われた後、欧州市場で23.34ドルまで下げたが、米雇用統計発表後に24.85ドルまで戻した。米国株式の上昇も材料視されたようだ。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  23.57ドル   +0.73ドル(+3.20%)

モルガン・スタンレー(MS) 40.08ドル   +1.27ドル(+3.27%)

ゴールドマン・サックス(GS)185.39ドル  +3.07ドル(+1.68%)

インテル(INTC)        59.67ドル   +0.50ドル(+0.85%)

アップル(AAPL)        310.13ドル  +7.21ドル(+2.38%)

アルファベット(GOOG)    1388.37ドル +15.81ドル(+1.15%)

フェイスブック(FB)     212.35ドル  +1.09ドル(+0.52%)

キャタピラー(CAT)      112.11ドル  +4.82ドル(+4.49%)

アルコア(AA)         8.07ドル   +0.58ドル(+7.74%)

ウォルマート(WMT)      122.94ドル  +1.05ドル(+0.86%)