22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:連休明けを意識した押し目買い意欲

■日電産、1Q営業利益1.7%増 281億円、21年3月期業績予想は据え置き

■前場の注目材料:トヨタ、8月当初計画並み、国内生産、回復鮮明





■連休明けを意識した押し目買い意欲



22日の日本株市場は、利食い優勢ながらも底堅い相場展開になりそうだ。21日の米国市場はNYダウが159ドル高だった。欧州が復興基金で合意したことが好感されている。一方で、ナスダックは下落となったが、前日に大幅上昇となったハイテク株が利食いに押されており、決算前での想定内の動きといったところであろう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の22720円。円相場は1ドル106円70銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まろうが、日本電産<6594>のコンセンサスを上回る決算を受けて、ハイテクセクターへの押し目買い意欲は強そうである。また、米国では欧州が復興基金で合意したことを受けて景気敏感セクターが買われており、全体としての底堅さが意識されやすい。また、4連休前で商いは膨らみづらいところではあろうが、反対に短期筋の値幅取り狙いの売買が中心になりやすい。短期筋の売り仕掛け的な売買があったとしても下は売り込みづらく、早めのカバーに向かわせよう。



もっとも、上値も追いづらく、次第にこう着感の強い相場展開に向かいやすい。ただし、新型コロナウイルス治療薬への期待感や本格化する米ハイテク決算への期待から連休明けにも23000円のレンジ突破への意識に向かわせやすい。連休中の海外市場の動向から先回り的な売買は限られそうだが、買い方にとっては前倒しで執行される可能性もあるため、レンジ上限レベルを窺う展開も意識されるところであろう。



物色は前日のハイテク主導の上昇から、本日はややバリュー株にシフトしやすいところ。また、足元で強いトレンドが継続しているソフトバンクG<9984>については、目標株価引き上げ観測などもあり、引き続き注目されやすく指数の下支えとして意識されやすいところ。そのほか、材料のある中小型株については、短期資金が中心ながらも値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。





■日電産、1Q営業利益1.7%増 281億円、21年3月期業績予想は据え置き



日電産<6594>が発表した第1四半期決算は、営業利益が前年同期比1.7%増の281億円だった。市場予想コンセンサス(180億円程度)を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大で車載部品は苦戦するも、グローバルな規模でコスト削減に取り組んだことで増益を確保。2021年3月期の業績予想は据え置いている。





■前場の注目材料

・日経平均は上昇(22884.22、+166.74)

・NYダウは上昇(26840.40、+159.53)

・米原油先物は上昇(41.92、+1.00)

・米長期金利は低下

・日銀のETF購入

・米景気刺激策への期待

・コロナ向けワクチン開発の進展





・トヨタ<7203>8月当初計画並み、国内生産、回復鮮明

・住友金属鉱山<5713>遅延のカナダ金鉱山開発、7—9月に工事開始

・住友商事<8053>炭酸リチウムを日中韓で販売、米社と代理店契約

・八千代工業<7298>生産改革、日米で23年3月期めど黒字化

・ブリヂストン<5108>VW製EVにタイヤ技術

・ミスミG<9962>アルミ筐体部材2割引、設計支援サービス利用1万人突破

・EIZO<6737>独子会社を移転拡張

・NEC<6701>顔認証で搭乗スムーズ、スイス航空ITと協業

・ダイセル<4202>ポリプラ完全子会社化、経営自由度高める

・帝人<3401>エアバスに炭素繊維材、生産性・コストで評価

・日立金属<5486>医療用シリコーンケーブル量産、高い滑り性を実現

・テルモ<4543>「ヒュミラ」のバイオ後続品、米のGMP適合取得





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・特になし



<海外>

・特になし