23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:短期筋のショートカバーを誘い込みやすい

■中外薬、3Q営業利益41.3%増 2273億円、通期据え置き

■前場の注目材料:日立建機、欧に電動ショベル8トン級主力機、環境規制追い風





■短期筋のショートカバーを誘い込みやすい



23日の日本株市場は、底堅い相場展開が意識されそうだ。22日の米国市場でNYダウは152ドル高だった。新規失業保険申請件数が減少し経済封鎖が始まった3月以降で最小となるなど、良好な経済指標を好感。追加経済対策を巡り不透明感から一時下落する局面もあったが民主党のペロシ下院議長が合意に楽観的な見通しを示すと引けにかけて一段高となった。原油高を受けたエネルギー株や長期金利の上昇を受けて金融株が買われていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の23580円。円相場は1ドル104円90銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まるとみられ、前日の下落部分を吸収してきそうである。結果的にはこれまで同様、23500円レベルが支持線として意識されやすく、短期筋のショートカバーを誘い込みやすいだろう。もっとも、前日のマザーズ先物のサーキットブレーカー発動などセンチメントはやや悪化傾向にある。仕掛け的な動きとは言え買い一巡後はこう着感が強まりやすいところである。短期的な売買が中心のなかで昨日は先物市場でクレディスイスがショートを積み上げており、日銀のETF買い入れに伴う需給にぶつけていたが、ショートカバーに向かうかが注目されそうだ。



またファミリーマート<8028>の上場廃止が決まり、ネクソン<3659>が日経平均構成銘柄に追加された。若干意外感はあるがネクソンが買われることになるほか、先物においても調整買いが入るとみられるため、需給面での下支えとして意識されやすいところであろう。そのほか、物色ではマザーズの主力処は直近の急落の影響から戻り待ちの売り圧力は引き続き強いと考えられ、決算や個別材料を手掛かりとしたやや低位銘柄や出遅れ銘柄へ向かわせそうである。また、来週から決算発表が本格化するが、保守的な通期計画を修正してくる動きが目立っているため、見直す動きも期待されそうである。



日経平均は23500円での底堅さが意識されるほか、25日線が支持線として意識されている。海外勢のポジションとしてはショートに傾いていることもあり、断続的に売り仕掛け的な動きが出てきやすいところであろうが、底堅さが意識されるなか、ヘッジ対応の買いは入りやすいだろう。大統領選や追加経済対策を巡る不透明感払しょく後の24000円へのキャッチアップを意識した押し目狙いのスタンスになろう。





■中外薬、3Q営業利益41.3%増 2273億円、通期据え置き



中外薬<4519>が発表した第3四半期決算は、売上高が前年同期比13.3%増の5765.20億円、営業利益は同41.3%増だった。コンセンサスの範囲内である。血友病治療薬「へムライブラ」の販売が好調な他、海外向け製品の売上高やロイヤルティー収入も伸びた。なお、20年12月期の業績見通しは据え置いている。





■前場の注目材料

・NYダウは上昇(28363.66、+152.84)

・ナスダック総合指数は上昇(11506.01、+21.31)

・シカゴ日経225先物は上昇(23580、大阪比+80)

・1ドル104円80-90銭

・SOX指数は上昇(2370.45、+3.20)

・VIX指数は低下(28.11、-0.54)

・原油先物は上昇(40.64、+0.61)

・日銀のETF購入

・米経済対策への期待

・コロナ向けワクチン開発の進展





・日立建機<6305>欧に電動ショベル8トン級主力機、環境規制追い風

・日清食HD<2897>培養肉ルール形成、商品化へ産学官連携

・日本触媒<4114>EV電池向け電解質を増産、30年、5000トン体制

・ホンダ <7267>エアバッグ欠陥、和解金5億円

・丸紅<8002>取引先の中小支援拡充、D&O保険、価格抑え提供

・川崎重<7012>空港で自動PCR検査サービス、産ロボ活用、80分で判定

・日本電子<6951>分析装置初のサブスク、定額制で最新機種利用

・コネクシオ<9422>ローカル5Gで2社と協業

・楽天<4755>楽天モバイル、都市ガスに参入、ウェブ受け付け





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:30 9月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.4%、8月:-0.4%)

・月例経済報告



<海外>

・06:45 NZ・7-9月期消費者物価指数(前年比予想:+1.7%、4-6月期:+1.5%)