20日の日経平均は反落。110.20円安の28523.26円(出来高概算11億5000万株)で取引を終えた。米国市場の上昇の流れを受けて買い先行で始まったが、寄り付き直後につけた28801.19円を高値に、その後は大統領就任式を控えていることもあり、利益確定の流れが優勢となった。後場開始後には一時28402.11円まで下げ幅を広げる場面がみられたが、引けにかけては下げ渋りをみせており、28500円を上回って取引を終えている。



東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占めているが、値上がり数、値下がり数はほぼ拮抗。セクターでは繊維が2%を超える上昇となったほか、鉱業、石油石炭、ゴム製品、ガラス土石が堅調。半面、空運、海運の弱さが目立ったほか、陸運、証券、銀行、医薬品、保険が冴えない。指数インパクトの大きいところでは東エレク<8035>、ファナック<6954>、太陽誘電<6976>、アドバンテ<6857>が堅調。一方でファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、ソフトバンクG<9984>の弱さが目立っており、ファーストリテの1社で日経平均を約67円下押している。



日経平均は朝高後は早い段階で下げに転じていたが、出来高が膨らみづらい需給状況の中において、ファーストリテの下落が重石となっている。東証1部の騰落銘柄はほぼ拮抗ではあるが、値上がり数が上回っている。昨日は大幅に上昇するものの、値下がり数が過半数を占めていたこともあり、指数インパクトの大きいコア銘柄次第といったところであろう。また、日経平均は下落とはなったが、28500円辺りでの底堅さが意識されており、大統領就任式というイベントを控えて利益確定の流れが優勢となったものの、押し目買い意欲の強さも意識されている。



また、物色対象に広がりがみられないなか、ハイテク株の一角が堅調だった。米ネットフリックスの決算を受けた時間外の上昇により、米国市場では引き続きハイテク株への物色が意識されやすいところである。大統領就任式通過後はあらためて待機資金の流入もみられてくる可能性があるだろう。新興市場では直近IPO銘柄に値幅取り狙いの資金が集中していたが、大統領就任式通過後には物色対象に広がりがみられる可能性がありそうだ。また、再生エネルギー関連などは売り買いが交錯しているが、バイデン政権への期待から物色が再燃する可能性は期待されよう。