■早稲田アカデミー<4718>の株主還元策



株主還元については、安定的な配当を基本として業績状況と配当性向も勘案しながら、利益配分を行っていく方針となっている。2020年3月期は1株当たり20.0円(配当性向29.7%)と実質3期連続で増配となる見通しだ。



また、株主優待の拡充も2019年7月に発表している。毎年3月末の株主を対象に、継続保有期間に応じてQUOカードを贈呈(3年未満は一律1,000円相当、3年以上は一律2,000円相当)してきたが、新たに9月末の株主に対して同社グループで使用可能な株主優待券を贈呈(3年未満で5,000円相当、3年以上で10,000円相当)することにした。株主優待も含めた総投資利回りは3年未満保有株主で8%台、3年以上保有株主で14%台となる(12月13日終値943円で試算)。





■情報セキュリティ対策



同社は情報セキュリティ対策として、個人情報の管理についてはプライバシーマークを取得し、個人情報保護法に基づき運用ルールを設定しているほか、社員への教育も行っている。また、サイバー攻撃対策としては、外部から社内の基幹情報システムへの侵入を防ぐため、閉域網で社内システムを構築している。社内で外部とのメールのやり取りをする場合は、別のメールシステムを利用して送受信する格好となる。サーバーシステムについてはプライベートクラウドを利用することによって、障害・トラブルを回避し、システムダウンを防ぐ体制を取っている。その他、ウイルス対策や個人情報漏えいリスク対策として、社内利用パソコンのデータレスPC化やUSBメモリをパソコンに接続できないようにするなどの対策を行っている。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)