翻訳センター<2483>は10日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.9%減の85.95億円、営業利益が同5.7%減の5.19億円、経常利益が同4.6%減の5.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同19.6%減の3.31億円となった。



翻訳事業の売上高は前年同期比5.1%減の59.03億円となった。特許分野では、国際出願件数の増加を背景に特許事務所からの受注が好調を維持し、企業の知的財産関連部署との取引も順調なことから、売上高は同7.9%増の17.01億円となった。医薬分野では、足元の受注は堅調に推移しているが、主要顧客の製薬会社において当期に実施される査察が少なく、売上高は同5.5%減の20.27億円となった。製薬会社に向けてはサービスの拡充を図るべく、AI翻訳の共同開発などの取り組みを進めている。工業・ローカライゼーション分野では、主要顧客の自動車関連企業からの受注が低調に推移し、売上高は同11.5%減の16.96億円となった。金融・法務分野では、企業の管理系部署からの受注が低調に推移し、売上高は同18.2%減の4.77億円となった。



派遣事業の売上高は前年同期比0.8%増の9.12億円となった。語学スキルの高い人材を派遣する派遣事業は、ITサービス関連企業、金融関連企業、医薬品関連企業からの求人が堅調に推移した。



通訳事業の売上高は前年同期比10.2%増の8.48億円となった。顧客基盤の拡大に加え、金融・IR関連企業からの受注が好調に推移した。



コンベンション事業の売上高は前年同期比88.8%増の6.25億円となった。「第12回世界鉄道研究会議(WCRR2019)」などの国際会議案件や「第33回日本外傷学会総会・学術集会」などの医学会案件に加えて大手IT企業のイベントなどの受託・運営により増収となった。



その他のセグメントは、前第3四半期にメディア総合研究所のIT事業を売却した影響などから、売上高は前年同期比31.6%減の3.06億円となった。



2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.9%増の126.00億円、営業利益が同14.3%増の10.30億円、経常利益が同13.8%増の10.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.9%増の6.80億円とする期初計画を据え置いている。