ヨコオ<6800>は12日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.0%増の451.71億円、営業利益が同66.9%増の39.05億円、経常利益が同44.7%増の37.41億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同45.2%増の28.02億円と、いずれも第3四半期連結累計期間としては過去最高となった。



車載通信機器の売上高は前年同期比3.0%増の292.07億円、セグメント利益は同69.4%減の1.24億円となった。自動車メーカー向けアンテナは、主に海外向けが伸長し、前年同期を上回った。また、ETCアンテナなど国内向けを主とする製品は、新車販売台数の減少により伸び率が減速したが、前年同期を上回った。利益面については、ベトナム工場での中国からの急速な生産移管に伴う休日出勤・残業増及び新規導入した自働化ラインの償却費負担増や新規調達部材の不具合発生による一時的な費用等の影響が残った。



回路検査用コネクタの売上高は前年同期比41.0%増の94.74億円、セグメント利益は同277.8%増の22.41億円となった。主力製品の半導体後工程検査用治具の販売は、高周波対応製品の受注増などにより、前年同期を大幅に上回った。また、半導体前工程検査用治具の販売も、周辺機器を含めてワンストップソリューションでサービスを提供するターンキービジネスが順調に拡大し、前年同期を上回った。利益面については、増収による増益に加え、比較的利益率の高い製品の売上比率が上昇したほか、生産設備の稼働率が上昇した。



無線通信機器の売上高は前年同期比15.5%増の64.89億円、セグメント利益は同14.6%増の15.37億円となった。微細スプリングコネクタを中核製品とするファインコネクタ事業においては、POS端末/ウェアラブル端末向け販売が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。メディカル・デバイス事業についても、ユニット製品販売が国内・海外ともに堅調に推移したことに加え、部品販売も増加し、売上高は前年同期を大幅に上回った。利益面については、比較的利益率の高い製品の比率が上昇し、また、メディカル・デバイス事業における歩留が向上した。



2020年3月期通期については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を精査中であるとして、売上高が前期比8.7%増の595.00億円、営業利益が同43.6%増の43.50億円、経常利益が同18.7%増の39.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.5%増の27.50億円とする2019年11月12日に上方修正した業績予想を据え置いている。