イチネンホールディングス<9619>は1日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比12.5%増の987.15億円、営業利益が同9.6%増の68.77億円、経常利益が同9.5%増の69.48億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.7%減の44.26億円となった。



自動車リース関連事業の売上高は前期比2.6%増の499.79億円、セグメント利益は同15.0%増の43.79億円となった。リース契約車両の2020年3月末現在リース契約台数は84,574台(対前期末比2,423台増)となり、リース契約高は347.21億円(対前期比3.2%増)、リース未経過契約残高は760.28億円(対前期末比4.0%増)となった。自動車メンテナンス受託のメンテナンス受託契約台数は86,135台(対前期末比4,074台増)となり、メンテナンス受託契約高は66.20億円(対前期比16.5%増)、メンテナンス未経過契約残高は86.28億円(対前期末比9.0%増)となった。燃料販売は、主に自動車用燃料給油カードにおいて、低燃費車の普及により需要が減少傾向にあるが、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力した。



ケミカル事業の売上高は前期比4.2%増の116.47億円、セグメント利益は同18.4%増の13.66億円となった。当セグメントに係る全ての主要事業で前年度の売上実績を上回ることができた。化学品関連においても自動車整備工場向けケミカル製品は堅調に推移し、抗菌・繊維処理剤、個人向けケミカル製品の販売が順調に推移した。



パーキング事業の売上高は前期比1.3%増の57.25億円、セグメント利益は同16.7%減の7.24億円となった。2020年3月末現在駐車場管理件数は1,409件(対前期末比121件増)、管理台数は32,354台(同3,182台増)となった。



機械工具販売事業の売上高は前期比42.6%増の246.71億円、セグメント利益は同11.3%増の3.17億円となった。取扱アイテムの拡充、自社オリジナル製品の開発・販売の強化、商品調達コスト及び物流コストの軽減に努めた。



合成樹脂事業の売上高は前期比36.0%増の70.13億円、セグメント利益は同17.1%増の2.68億円となった。遊技機部品の製造・販売を行う主力のアミューズメント事業を中心に、新規顧客の拡大及び新商品の開発を図り、同時に品質改善にも努めた。



その他の売上高は前期比47.8%増の2.63億円、セグメント損失は1.78億円(前期は0.90億円の損失)となった。新規事業への参入・育成をはじめ、効率的な事業運営を行うための改善を進めた。特に農業は、経営を軌道に乗せるべく継続してノウハウの蓄積を行い、新しい販路の開拓及び6次産業化に向けた検討等、収益化に向けた取り組みを行った。



2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の影響により、現時点においてその影響額を合理的に見積もることが困難であることから、未定としている。今後、業績予想の算定が可能となった段階で、速やかに公表するとしている。