メディネット<2370>は8日、2020年9月期第2四半期(20年1月-20年3月)決算を発表した。売上高が前年同期比0.9%増の5.06億円、営業損失が3.72億円(前年同期は5.65億円の損失)、経常損失が3.60億円(同5.78億円の損失)、四半期純損失が3.62億円(同4.99億円の損失)となった。



細胞加工業の売上高は前年同期比1.3%増の5.05億円、セグメント利益は0.79億円(前年同期は0.00億円)となった。2020年3月に共同で進めていたMedigen Biotechnology Corporation(台北)へのγδT(ガンマ・デルタT)細胞培養加工技術の技術移転が完了した。これにより本技術を用いたがん免疫細胞治療は台湾当局の承認後、Medigen Biotechnology Corporationが提携する医療機関を通じて患者に提供されることとなり、メディネットはMedigen Biotechnology CorporationからγδT(ガンマ・デルタT)細胞培養加工技術を用いた培養加工件数に応じたロイヤリティを収受することとなる。特定細胞加工物製造業では、特定細胞加工物製造委受託契約を締結している医療機関においてインバウンドを中心に患者数が限定的となったが一部回復がみられた。一方で、新たな顧客獲得に向けた取り組みにも注力した。2020年度9月期第2四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の拡大による医療機関でのインバウンドの患者数減少の影響は受けたものの、細胞加工売上の増加や2019年度に実施した事業構造改革の効果が表れたとしている。



再生医療等製品事業の売上高は前年同期比77.0%減の0.00億円、セグメント損失は1.95億円(同2.41億円の損失)となった。再生医療等製品の早期の収益化を目指すとともに、国内外で行われている再生医療等製品の開発動向にも注目し、これらのパイプライン取得、拡充を視野に入れた活動を行った。第2四半期累計期間においては、再生医療等製品にかかる研究開発投資が想定を下回った。



2020年9月期通期の業績予想については、売上高が前期比2.9%増の10.90億円、営業損失が11.06億円、経常損失が10.99億円、当期純損失が10.79億円とする期初計画を据え置いている。当該業績予想には新型コロナウイルス感染症による影響は反映しておらず、今後同社事業の状況を踏まえ、業績予想の合理的な算定が可能になり、修正が必要となった場合には速やかに開示するとしている。