■今後の見通し



1. 2020年9月期の業績予想

2020年9月期の業績予想は売上高35,000百万円(前期比4.3%増)、営業利益3,150百万円(同10.0%増)、経常利益3,130百万円(同10.7%増)、当期純利益2,010百万円(同10.2%増)と期初計画を据え置いている。商品カテゴリ別では、通信販売チャネルの化粧品の売上伸長を想定しており、化粧品の売上高は前期比6.6%増の32,607百万円を見込んでいる。また、ヘルスケア商品の売上高は同20.1%減の2,392百万円を見込んでいるが、2020年9月期第3四半期までの進捗率は84.9%であり、計画値を上回ってくる可能性はあると見ておきたい。政府の新型コロナウイルス感染症専門家会議の提言を踏まえた、新型コロナウイルス感染リスクを想定したうえでの「新しい生活様式」におけるマスク着用の習慣化など新しい生活様式の定着によって、手軽に賢くスキンケアができるオールインワン化粧品の需要拡大が見込まれている。更に、ヘルスケア商品においても、健康維持や免疫力向上への関心の高まりから需要拡大が見込まれている。



2. 2020年9月期のチャネル別売上高予想

チャネル別売上高では、2020年9月期第3四半期実績を踏まえ、通期見通しの前提に変更はない。通信販売において新日本製薬<4931>の主力商品であるパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズの販売増加を見込んでおり、前期比3.2%増の31,794百万円を見込んでいる。直営店舗販売・卸売販売においては、同13.5%増の2,443百万円を見込んでいる。新型コロナウイルス感染症の影響が依然として警戒されるが、経済活動再開によって回復傾向がみられると考えられる。海外販売においては、同24.2%増の762百万円を見込んでいる。売上拡大をけん引している国内外EC売上高については、同14.9%増の3,235百万円を見込んでいる。



また、広告宣伝費などのマーケティング投資については、獲得効率を基に媒体を選定し、特に好調な国内ECへの投資を拡大する予定である。オペレーションコストにおいては、FFコスト効率化、コールセンターコストいずれも計画どおりに進める予定となっている。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬 智一)