12日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.22ポイント(0.87%)高の2926.90ポイントと7日続伸した(上海A株指数は0.87%高の3067.11ポイント)。急落する連休前(1月23日)の株価(2976.53ポイント)に接近している。



景気下支え策の期待感が持続する流れ。中国財政部は11日、2020年の地方政府債発行枠を前倒しで割り当てると発表した。中国メディアによれば、公益事業向けに資金調達する特別地方債「専項債」や一般債で合計8480億人民元が前倒しで割り当てられる見込み。新型肺炎の拡大で疲弊した経済を立て直す狙いがあるという。



新型肺炎拡大の過度な警戒感も薄らぐ。中国の呼吸器疾患専門家で、国家衛生健康委員会の研究員チームを率いる鐘南山氏は11日、米メディアのインタビューに応じ、「新型コロナウイルス感染は2月にピークを迎え、4月ごろに収束する可能性がある」と答えた。また、湖北省以外の新規感染者は3日以降、一貫して減少傾向が続いている。



業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。業務ソフト大手の用友網絡科技(600588/SH)がストップ高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が5.6%高で引けた。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は2.8%高と急反発し、3年2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。



非鉄株も急伸。洛陽モリブデン(603993/SH)がストップ高、廈門タングステン業(600549/SH)が9.3%高で取引を終えた。そのほか、医薬品株、非鉄株、消費関連株、食品飲料株、インフラ関連株、不動産株、金融株など幅広く買われている。



外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が1.73ポイント(0.73%)高の237.46ポイント、深センB株指数が9.31ポイント(1.00%)高の938.03ポイントで終了した。



【亜州IR】