26日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.68ポイント(0.60%)安の2764.91ポイントと3日ぶりに反落した(上海A株指数は0.60%安の2897.51ポイント)。



世界的なリセッション(景気後退)の警戒感がくすぶる流れ。中国以外の国・地域では、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、国境閉鎖や移動制限が強化されている。米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によれば、25日午後3時(米東部時間)時点で、コロナ感染による世界死者数は2万550人。20日に1万人の大台に乗せてから、わずか5日間で倍増した計算だ。ただ、下値は限定的。中国や米国など、世界各国で大規模な経済対策を打ち出していることが支えだ。



業種別では、ハイテクの下げが目立つ。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)大手の聞泰科技(WINGTECH:600745/SH)が新株発行を嫌気してストップ安。指紋認証ICなどの深セン市匯頂科技(603160/SH)は3.9%安で引けた。自動車株も安い。上海汽車集団(600104/SH)が2.1%下落した。インフラ関連株、資源・資材株、不動産株の一角なども売られている。



半面、銀行株はしっかり。興業銀行(601166/SH)が2.3%高、招商銀行(600036/SH)が0.7%高と上昇した。利ザヤ改善の期待が強まっている。英メディアは25日、「中国人民銀行(中央銀行)は向こう数日内に、預金基準金利の引き下げを発表する可能性がある」と報じた。食品飲料株も物色されている。醤油大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が7.6%高。通期業績の2割増益が好感された。このほか医薬品株も買われている。



一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が1.48ポイント(0.67%)安の219.08ポイント、深センB株指数が5.45ポイント(0.66%)安の817.26ポイントで終了した。



【亜州IR】