日本酒など発酵食品の仕込みおけに県産の木材を採用する「福島木桶プロジェクト」を多くの人に知ってもらおうと、郡山市田村町の仁井田本家(仁井田穏彦社長)は「酒造り木桶見学会」を開いた。

 プロジェクトに賛同する蔵元の有志や発酵文化に興味を持つ学生ら県内外からの約三十人が参加した。仁井田社長がプロジェクトの概要を説明し「失われつつある木おけの文化と技術を次世代につなぐ使命がある」と協力を呼び掛けた。

 仁井田本家が木おけの製造技術を持つ香川県小豆島町のヤマロク醤油に製造を依頼し、昨年十二月に搬入された巨大なおけを参加者が見学した。

 プロジェクトキックオフミーティングも開かれた。郡山女子大特任教授で九州大名誉教授の石村真一さんをゲストに迎え懇親会を催し、木おけの未来について語り合った。