福島市の花見山、花卉(かき)生産のグリーンテック(いわき市)、塙町希望ケ丘花木生産組合は、三月に都内の明治神宮で開催される「サンクス・フラワー・プロジェクト展」にサクラを出展する。東北六県のサクラを参道などに飾り付け、参拝者に東北の被災地復興への感謝を伝える。JAふくしま未来の福島市の生産者も出展を検討している。

 同展は、今年の明治神宮創建百年に合わせて同神宮で開かれる「神宮の杜芸術祝祭」の関連企画で、文化庁などの主催。

 サクラ出展団体は県の推薦で選ばれた。三月十九日から二十二日までの四日間、開花した状態の東北六県のサクラを会津塗の器などに飾り付けて展示する。主要各国の日本大使館にも東北六県のサクラを届ける。


■塙の組合「切り出しの儀」

 十三日、塙町で神事「奉納桜切り出しの儀」が執り行われた。塙町希望ケ丘花木生産組合の関係者ら約二十人が出席。鈴木茂組合長(67)らが玉串をささげ、参道に飾るヨウコウザクラの枝約十本を切り出した。

 現在、ヨウコウザクラはつぼみの状態で、展示に合わせて開花するように管理する。

 鈴木組合長は「サクラを通じて感謝の気持ちを表現したい。きれな花を咲かせるように細心の注意を払う」と話した。