「復興の火」として東日本大震災の被災三県を巡回展示する東京五輪の聖火が二十二日、岩手県に到着した。二十三日まで岩手県内八カ所を巡る。初日は三陸鉄道リアス線とJR釜石線を走る「SL銀河」で聖火を運び、津波被害を受けた沿岸部の各駅前などで住民にお披露目された。

 宮古市の宮古駅前で出発式が行われた。達増拓也知事、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の布村幸彦副事務総長(元福島県教育庁総務課長)、三陸鉄道の中村一郎社長、山本正徳市長が出席した。

 三陸鉄道は震災に続き、昨年の台風19号でも被害に遭い、二十日に全線開通したばかり。達増知事が「国内外からの支援に感謝し、復興への誓いをこの火に込めて、岩手から送り出す」と宣言し、聖火皿に点火した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、特別列車への親子の招待を取りやめ、ステージイベントを中止した。

 復興の火は二十三日、岩手県大船渡市の防災観光交流センター「おおふなぽーと」前広場に展示される。


■24日から福島県に

 二十四日は福島市のJR福島駅東口駅前広場、二十五日はいわき市小名浜のアクアマリンパークに飾られる。