県教委は二十五日、災害時に文化財を迅速に保護するため、県内の全市町村と相互応援協定を結んだ。県教委によると、都道府県と市町村が同様の協定を結ぶのは全国で初めて。

 協定は県文化財保存活用大綱に基づく取り組み。大雨や地震など大規模な災害で文化財が被災した場合、県は市町村に対し、学芸員ら文化財に関する専門の職員を派遣する。文化財を洗浄する消毒液や保護する緩衝材なども提供する。

 締結式は同日、県庁で行われた。鈴木淳一県教育長と各市町村長の委任を受けた県市長会の鈴木和夫副会長(白河市長)、県町村会の小椋敏一会長(北塩原村長)が出席した。

 鈴木教育長は「文化財保護に一体で取り組む契機にしたい」、鈴木副会長は「互いに連携しながら、地域の宝を守っていきたい」、小椋会長は「文化財を守り、後世のために残していく」と述べ、協定書を結んだ。