豊臣秀吉(一五三七〜一五九八年)の宇都宮・会津仕置から今夏で四百三十年になるのに合わせ、会津若松市の県立博物館は十月まで、秀吉と会津に焦点を当てた展示を繰り広げている。二十八日まで、秀吉が通ったとされる県内の街道の道中案内絵図を紹介しており、今後は太閤検地などをテーマにする。

 秀吉の道程は江戸後期作の絵図で示している。江戸から会津若松までの道筋を描く巻物で全長約九メートル。このうち現在の白河市から須賀川市長沼地区、会津若松市へ至る道を確認できる。

 二十六日は高橋充専門学芸員による展示解説会を開いた。白川(白河市)の宴席で秀吉が急に不機嫌になったことなどを紹介した。「秀吉の生涯で一番北へ訪れたのが会津。特別な思いがあったのではないか」とした。

 七月一日〜八月二十一日は「秀吉がやってきた!」と題し、会津の寺が秀吉に献上したとされる絵を紹介する。八月二十二日〜十月二十五日は「なるほど!太閤検地」をテーマに催す。観覧には常設展観覧料が必要。大学生以上二百八十円、高校生以下無料。