昨年十月の台風19号で被災した阿武隈急行(本社・伊達市)は二十七日、不通となっていた富野(伊達市)−丸森駅(宮城県丸森町)間で再開に向けた回送運転を始めた。回送列車は同区間を徐行した後、営業区間の丸森−槻木駅(同県柴田町)間を旅客列車として走行する。十月の全線営業運転再開を目指す。

 台風による不通区間は山間部の一五・四キロにおよび、駅舎や線路に土砂が流れ込むなどの被害があった。復旧工事が進み、車両を低速で通行させる見通しが立ったため、二十六日まで試運転を行い安全を確かめた。

 今後は運転速度を上げるために線路の敷石を入れ替えたり、のり面を補強したりする。