県合唱連盟は三十日、第七十四回県合唱コンクールを八月二十九、三十の両日に郡山市のけんしん郡山文化センターで開催すると発表した。順位を付けるコンクール部門と、練習時間が確保できない団体のために発表の場として審査を受けない音楽祭部門を実施する。ステージ上で二メートルの距離を保つなど新型コロナウイルス感染対策を徹底し、一般客にも来場してもらう。

 秋に予定されていた全日本合唱コンクールとNHK全国学校音楽コンクールの中止を受け、活動の集大成として県大会を開催する。

 中学校が昨年から半減するなど参加団体が減る見込みになったため、当初の三日間の予定を二日間とした。事前のアンケートで参加の意思を示しているのは小学校七校、中学校三十一校、高校三十四校、大学職場一般に一団体。全国大会が中止になったママさんコーラスのためにおかあさん部門を新設し、三団体が出場予定。

 八月二十九日に高校音楽祭の部とコンクールの部、三十日に小学校音楽祭の部とコンクールの部、おかあさんの部、大学職場一般音楽祭の部とコンクールの部、中学校音楽祭の部とコンクールの部を実施する。音楽祭の部と中学校コンクールの部は自由曲のみ。他の部門は課題曲と自由曲を披露する。表彰式は行わず、連盟のホームページで結果を発表する。

 会場には二千席あるが、利用するのは七百六十二席で前後左右を空ける。マスク着用を呼び掛け、入り口に検温計を設置する。演奏ごとにステージ上を消毒し、扉を開放して換気する。

 前売りチケットは千円(税込み)で、近く郡山文化センターで発売する。当日券も千円。

 菅野正美理事長は「感染対策をして子どもたちの舞台を盛り上げたい」と話した。


■チャンスもらえた 全日本2年連続「1位」の郡山高

 県合唱コンクールの開催決定を受け、全日本合唱コンクール全国大会で金賞と一位相当の文部科学大臣賞に二年連続で輝いている郡山高合唱部の部員は「歌声を披露するチャンスがもらえた」と笑顔を見せた。

 目標としてきた全国規模の大会の中止に、約五十人の部員は肩を落とした。八月五日の定期演奏会に向けて練習してきたが、県大会という新たな目標ができたことを素直に喜んだ。

 練習中はマスクを着用し、換気やピアノの消毒を欠かさない。県大会のステージでは二メートルの距離を取らなければならない。声を合わせるのが難しいが、全員が心を一つにして歌うつもりだ。

 本田みう部長(三年)は「悔いが残らないような演奏で、最高の思い出を作りたい」と意気込んだ。