南相馬市の原町青年会議所(JC)は十一日から八月十六日までの約一カ月間、市内の小学生が描いた相馬野馬追の絵で、騎馬武者が背負う指旗(さしばた)を作り、市内原町区の大通りを彩る。散歩中に見たり、車窓から眺めたりして、地域に息づく馬事文化の魅力に触れてもらう。

 JR常磐線原ノ町駅前通り、野馬追通りの計約二・三キロに約二百本を掲げる。新型コロナウイルスの影響で開催規模が大幅に縮小されたことから、地元の商店会などが大通りに指旗を飾る恒例行事も中止となった。原町JCが代替企画として考え実現した。例年の指旗と同サイズの縦百五十センチ、横九十センチに仕上げた。会員が展示に向けて準備している。

 絵は、原町JCの事業「野馬追の里南相馬 子どもたちが描く ふるさと絵画展」の応募作品で、二〇一二(平成二十四)年から二〇一九年までの計百三十六点。小学四年生から六年生までが騎馬武者や野馬の力強い姿を思い思いに描いた。

 原町JCの創立五十周年記念事業として繰り広げる。渡辺光貴理事長(38)は「多くの協力があり節目を迎えられた。大変な時だからこそ、試行錯誤して地域を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 今年の野馬追は二十五日から二十七日までの三日間、開催される。甲冑(かっちゅう)競馬や神旗争奪戦、お行列などの行事が中止となった。