東京五輪「聖火リレー」福島県出発決まる 3月26日から3日間

 2020年東京五輪の聖火リレーが同年3月26日に本県を出発し、各都道府県を巡ることが12日、決まった。大会組織委員会、東京都、政府などによる調整会議が都内で開かれ、リレー順番と日程が了承された。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で甚大な被害を受けた本県から始めることで、開催理念である震災からの「復興五輪」を前面に打ち出す。本県の日数配分は3日間で、26〜28日に聖火ランナーが駆け抜ける。
 今回の日程を基に、各都道府県の実行委員会が具体的なルートを策定。組織委がこれを取りまとめ、国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得て、来年の春から夏にかけて公表する。
 1964年東京五輪と同様に沖縄県からスタートする案もあったが、組織委は本県を選んだ理由として被災地の中でも避難生活を送る人が多い点などを挙げ「困難を乗り越える力や不屈の精神を全国に受け継いでいく聖火リレーにしたい」と説明した。組織委の森喜朗会長は「日本全体の人が(五輪を)最も享受し、参加できるのは聖火リレー」と述べた。
 聖火リレーは序盤の3〜4月に本県から比較的温暖な地域に向かって本州を南下、一筆書きで日本列島をおおむね時計回りに巡り、7月24日の開会式で東京・新国立競技場の聖火台に点火される。リレーの総日数は移動日を含め121日。
 ギリシャで採火した聖火はリレーを実施する前に「復興の火」として、本県と岩手、宮城両県で展示される計画がある。
 ルート検討は8月以降
 聖火リレーの本県出発決定を受け、内堀雅雄知事は12日、県庁で「全国、海外からもらった支援への感謝と、復興に向けて前進している姿を発信したい」と語った。具体的な県内のルートは、8月にも発足する実行委員会が警備や救急などへの対応を考慮し、検討する。ランナーの人数や選び方は、組織委がルートを公表した後に決まる見通し。
 県内のルートを巡っては、佐藤雄平前知事が2014(平成26)年6月に復興へ向かう本県の現状を伝えるため、浜通りを南北に貫く国道6号で実施するよう森喜朗会長に要望。浜通りや避難指示が出た自治体など15市町村も今年2月に被災地での実施を内堀知事に求めている。
 内堀知事は、こうした経過や復興五輪の象徴として本県が出発点に選ばれたことを踏まえ、「二つのポイントを抑えた上で検討を深めたい」とした。一方で「本県は浜通り、中通り、会津と非常に広い。できるだけ多くの地域、県民に聖火リレーに関わってもらえるように協議を重ねたい」との考えも示した。


スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

おすすめ情報

みんゆうNETの他の記事もみる

北海道/東北の主要なニュース

福島 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

地域 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域選択

記事検索