東日本大震災から8年11カ月を迎えた11日、福島海上保安部は南相馬市鹿島区南右田の沖合で海中捜索を行い、行方不明者の手掛かりを捜した。海保による本県沖の海中捜索は昨年の同市の原町、小高両区沖での実施以来、約1年ぶり。
 宮城海上保安部の巡視船くりこまの潜水士7人が海上で献花、黙とうした後に捜索を開始。岸から約500メートル沖合で、潜水士が水深約10メートルの海底まで潜り、手探りで捜したが、視界不良で遺留品などは見つからなかった。海岸では遺族が双眼鏡などを使って海上を見つめ、捜索を見守った。
 市によると、震災による同市の行方不明者数は111人。福島海保の奥野宏警備救難課長は「今後も被災3県沖での捜索を続けていく」と話した