「本宮高史上初のラジオによる終業式です」。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、臨時休校が続く中、本宮高は19日、本宮市のコミュニティFM局「FMモットコム」(77・7メガヘルツ)で、終業式を生中継した。
 在校生に本年度に区切りを付け、次年度への準備に向けて切り替えるきっかけにしてもらおうと、同FMの協力で実施した。同FMは、東日本大震災の時に、ラジオで先生が園児の名前を読み上げる「FM卒園式」を行った実績があり、今回は同校に機材を持ち込み生中継した。
 「ラジオの前ですが全員で歌いましょう」。生中継では校歌斉唱を行った後、黒川佳子校長があいさつした。黒川校長は東日本台風(台風19号)での生徒の活躍を振り返るとともに、制限が多い毎日を送る生徒に対して「本を読んだり勉強したり、将来のことを考えながら、有意義な時間となるように意識して新しい学年に向けた未来の準備をしてほしい」と呼び掛けた。最後に養護教諭が健康な生活を送るための注意点などを紹介した。
 黒川校長は「区切りとして、生徒に言葉を発信できて良かった」と話した。また、FMを担当する伊藤芳雄さんは「大変な時だからこそ、ラジオの力を地域に役立てることができた」と語った。