新型コロナウイルス感染症の影響による売り上げ減少などに見舞われている県内の観光、物産業者。「何か行動しなくては」。感染症対策を講じながら物産展の開催や学校が休校となった子どもたちを支援する企画など、逆境をバネにしたさまざまなアイデアを打ち出し難局を乗り切ろうと奮闘する。
 「東日本大震災後の状況と一緒。何か行動しないと小さな店はつぶれてしまう」。豆菓子店おくや(喜多方市)社長の松崎健太郎さん(44)は打撃を受ける会津地方の観光の状況に危機感を持つ。震災後「がんばるべAIZUきたかた倶楽部」を結成し豆菓子、ラーメン、会津漆器などを首都圏で販売した経験を持つ松崎さん。「経済が回らないと、人の心も動かない」と、同市観光物産協会物産部の若手企業経営者ら8社と協力、湯川村の道の駅あいづ湯川・会津坂下で25〜29日に物産展の開催を企画した。「会津喜多方困った市」と銘打ち、日本酒や箱ラーメンのほかせんべいやこづゆ料理セット、会津木綿のTシャツ・ストール、豆菓子などを紹介する。アルコール消毒液を設置、換気を十分に行い大声での販売、密集を避けた売り場づくりなどを徹底する。「ウイルス対策をしながら、喜多方の物産を発信したい」と松崎さん。「喜多方の物産を販売するネット販売の仕組みづくりや新商品開発にも取り組みたい」と構想を語り、仲間と力を合わせピンチを乗り切るつもりだ。