東邦銀行の北村清士頭取(72)が退任し、後任に佐藤稔専務(59)が昇格することが24日、決まった。北村氏は代表権のない取締役会長に就く。同日の取締役会で内定した。6月開催予定の株主総会、取締役会で正式決定する。東邦銀の頭取交代は2007(平成19)年以来13年ぶり。
 北村氏は福島市の本店で記者会見し、「着実に体力の衰えも感じつつある。新たなトップによる強いリーダーシップが必要で、節目となる年度替わりの4月を前に発表した」と話した。佐藤氏は「地方銀行は大変革期を迎えており、変化に対応できるビジネスモデルを構築することが喫緊の課題。変化の荒波を乗り越え、全力で職責を全うする覚悟だ」と意欲を語った。
 北村氏は喜多方市出身、慶応大卒。70年に東邦銀に入行。取締役総合企画部長や常務本店営業部長、副頭取などを経て07年から頭取。県銀行協会長、全国銀行協会理事、東北経済連合会副会長も務めている。
 佐藤氏は桑折町出身、福島大卒。83年入行。取締役総合企画部長・経営戦略調整室長や常務本店営業部長などを経て16年から専務事務本部長。同行生え抜きの頭取は北村氏に続き2人目。
 このほか代表権を持つ竹内誠司氏(61)と青木智氏(56)が引き続き専務を務めることも内定した。