県は3日、郡山市で発生した山林火災の消火活動中に、県防災ヘリコプター「ふくしま」の機体後部にあるテール部分と、航空無線アンテナが損傷したと発表した。搭乗していた機長ら7人にけがはなく、第三者への被害も確認されていない。ふくしまは4日から当面、運航を休止する。国土交通省航空局や県が原因を調べている。
 県などによると、山林火災の消火活動中だった3日午後4時45分ごろ、三春ダム上空で、旋回時に消火タンクに水を吸い上げる吸水ホースがテール部分に接触、テールと航空無線アンテナが損傷した。整備士が異音に気付き、安全な場所に着陸して点検したところ損傷を発見。玉川村の県消防防災航空センターに引き返したという。
 県と県警では計3機の防災ヘリを所有しているが、県警ヘリ2機は現在使用できず、県の防災ヘリは全て運航不可能になった。今後の出動要請は相互応援協定に基づき、宮城県や栃木県など隣県に依頼するなどして対応するという。
 山林火災は3日午後3時40分ごろに出火し、約2時間40分後に鎮火した。