5月の福島空港の搭乗者数が前年同月比94.3%減の1389人となり、4月に続いて月別搭乗者数の最低を更新したことが、県のまとめで分かった。
 新型コロナウイルス感染症に伴う需要の減少が原因。ただ、6月の搭乗率はおおむね5割以上を保つなど回復傾向にあり、県は、「5月以上に実績が悪くなることはないと考えている。感染症の収束を前提に利用回復を図っていく」(空港交流課)としている。
 大阪(伊丹)、札幌(新千歳)の国内定期2路線が段階的に運休、減便した4月と比べ、5月は当初から札幌線が運休するなどして利用が一層減少。
 チャーター便も4月に続いて国内線、国際線ともに運航本数がゼロとなり、5月の搭乗者数は4月の2800人からさらに1411人減少した。福島空港の定期便は当面、大阪線1往復のみの運航となるが、県によると、6月に入ってからの搭乗率はおおむね5割を超え、1〜2割台に低迷した4、5月とは状況が異なってきている。
 県をまたぐ移動の自粛要請が緩和されたことなどが背景にあるとみられ、県は各航空会社に定期便の減便解除やチャーター便の運航を呼び掛け、一層の実績回復につなげる考えだ。
 県は現在、福島空港の利用実績が豊富なフジドリームエアラインズ(静岡市)と、年度内に50便程度の国内チャーター便の運航を目標に調整。
 国際線ではベトナム、台湾の航空会社などに連続チャーター便の運航を打診しており、県は「一便でも多くの運航につなげ、実績のV字回復を実現したい」としている。