当て逃げ事件の現場で押収した証拠品を廃棄したとして、県警は26日、会津若松署の男性警部補(53)と巡査長を証拠隠滅の疑いで地検会津若松支部に書類送検した。また、警部補を戒告処分に、巡査長を本部長注意にした。県警によると、警部補は「捜査するのが面倒だった」と話しているという。
 県警は任意事件などを理由に、巡査長の性別や年齢を公表していない。地検によると、巡査長は38歳男性という。県警はそのほか、当時の業務責任者ら3人を本部長口頭注意などにした。
 県警監察課によると、警部補は3月15日、観光案内板の当て逃げ事件現場で押収したバンパーの一部を、巡査長らに廃棄するように指示。巡査長が廃棄した疑いがある。巡査長らは地域部門担当で、交通部門担当の男性警部補の指示に従ったという。
 観光案内板が壊れていたことについて、3月17日に会津若松市からの問い合わせがあり、署内で確認したところ廃棄されていたことが発覚した。廃棄された証拠品は発見されていない。当て逃げ事件は容疑者を摘発したとしている。
 県警の首席監察官は「警察への信頼を著しく損ねる行為で誠に遺憾。県民の皆さまに深くおわび申し上げます」とコメントした。