サッカーJリーグは27日、新型コロナウイルスの影響による中断が明けて約4カ月ぶりにキックオフの笛が鳴った。J3は3カ月半遅れの開幕となり、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)で開幕戦を迎えた福島ユナイテッドFCは、ヴァンラーレ八戸に2―0で快勝した。
 J2も再開し、いずれも無観客試合で行われた。Jリーグは2月26日のYBCルヴァン・カップから全公式戦を中断。感染防止策や今季の特別ルールなどを講じて準備を整えた。7月4日にはJ1が再開し、同10日以降は段階的に観客を動員する方針。
 応援動画で選手を後押し
 27日に行われたサッカーの福島ユナイテッドFCの開幕戦。会場のとうほう・みんなのスタジアム(福島市)は新型コロナウイルス感染防止策が施され、選手や運営側が新たな試合の様式を模索しながらの一戦となった。
 例年の開幕戦は、2000人以上のサポーターが観客席をチームカラーの赤に染めていたが、無観客試合のため会場は空席。その中で福島は、選手にサポーターの存在を感じてもらおうと、試合前、電光掲示板にサポーターからのメッセージと動画を流した。
 試合中は、過去の応援の様子からまとめた音源を利用し、臨場感を追求。好機に歓声が上がるなど戦況によって音源が使い分けられ、田村亮介主将(25)は「サポーターも一緒に闘ってくれていると感じた」と振り返った。
 検温や消毒...「遠隔」会見
 関係者のみが入場した会場では、検温や手指の消毒を実施。試合後の会見は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って行われた。
 事前テストは行ったが実際には映像の乱れなどもあった。チームを運営するAC福島ユナイテッドの広報担当中村英里奈さん(32)は「少しずつ改善したい」とした。