郡山地方消防本部は25日、郡山市安積町の日出山訓練場で、同消防本部に所属する国際消防救助隊登録隊員による教養訓練を行った。参加者らは、海外で発生する大規模災害に備えた救助方法の手順を丁寧に確認していた。
 国際消防救助隊は、警察庁、海上保安庁、消防庁の職員らで組織され、海外で大規模災害が発生した際、現地に赴き救助を行う。県内の消防本部では、同消防本部のほか、いわき市消防本部の職員が所属している。
 この日は、郡山地方消防本部に所属する登録隊員6人が訓練に参加した。訓練は、災害で狭い建物に要救助者が閉じ込められたという想定で始められた。
 隊員らは、体温が低下している要救助者を毛布が取り付けられているブルーシートで包み込む「パッキング」を行ったほか、がれきが散乱している現場でも使用できる「ハーフスケットストレッチャー」を使って要救助者を救助した。
 また、救助する際に倒壊する危険性のある建物を木材などで応急的に安定化させる訓練も行った。
 国際消防救助隊の登録隊員で郡山消防署喜久田基幹分署の安藤晴臣主査は「現場では警察、海上保安官たちと連携しなければならない。救出のプランを確認することや、不安を抱えている要救助者への小まめな声掛けも重要だ」と話した。
 訓練には、同消防本部の若手職員も見学に訪れており、手際よく迅速に救助活動を行うベテランの熟練の技を目に焼き付けていた。