白河市の吉野家ファーム福島などで組織する白河スマート農業実証コンソーシアム(共同事業体)は、国の「労働力不足の解消に向けたスマート農業実証プロジェクト」の委託先に選ばれた。29日、同市表郷地区の吉野家ファーム福島の農地で、キャベツ収穫機を用いた収穫が始まった。
 収穫機は、オペレーターの操作で農地から自動でキャベツを刈り取ることができる。機械で拾い上げられたキャベツは、後方に乗り込んだ数人のスタッフによってその場でコンテナに収納される。手作業だった収穫が機械化されることで、重労働の軽減につながる。
 衛星利用測位システム(GPS)で位置や情報を遠隔で監視できるほか、収穫データをパソコンで確認することも可能で、作業効率の向上も期待される。
 コンソーシアム代表の滝田国男さんは「約半年かけてさまざまな実証に取り組む。第1次産業が元気にならないと日本は守れない」と語った。
 今後は、ドローンを使った農薬散布やリモコン操作できる草刈り機の導入など、最新技術を使った農作業の省力化に取り組む。