九州地方の豪雨や昨年の東日本台風など全国各地で豪雨災害が相次ぐ中、土のうに代わる新しい浸水対策として、シートを簡易的な堤防にできる「ウォーターダム」が注目を集めている。県内で唯一商品を取り扱う郡山市のケイビには、東日本台風以降、被災者や企業など、県内外からの問い合わせがあったという。
 ウォーターダムは、長方形のシートを広げるだけで設置が完了する。ポケット状の二重構造になったシートの間に水が入ることで、壁となるシートが浮き、堤防のように水をせき止める仕組み。繰り返し使えて、普段はシートを巻いて収納、持ち運びができるなど、利便性が高いという。
 サイズも幅広く、高さは0.15〜0.81メートル、横幅は5.2〜15.2メートル。市街地や地下商店街、自宅、駐車場など、さまざまな場所に対応できる。同社は今後、県内外の企業や自治体に向けてアピールし、周知を図る。同社の大山三起雄社長は「土のうに比べて、手間がかからずすぐに対応できる。商品の周知が進むことで、水害対策の一助となれば」と話している。
 動画投稿サイト「ユーチューブ」の同社公式チャンネルでは、川や駐車場、スロープなどで行った実証実験の動画も公開している。アカウント名は「株式会社ケイビChannel」。商品についての問い合わせは同社(電話024・962・7831)へ。