福島大は来年4月、大学院共生システム理工学研究科に環境放射能学専攻(博士後期課程)を新たに開設する。東京電力福島第1原発事故後の本県をフィールドにすることで、環境放射能に関する高度な知識を持つ研究者を養成する。13日、同大が発表した。修業年限は3年間で、入学定員は2人。
 同課程では、学習目標を明確化するため「生態学」「モデリング」「計測」の3分野を設ける。それぞれ、放射性物質の生物への蓄積、観測データを基にした数値シミュレーション開発、分析技術や計測技術の開発を通した放射性物質の動態解明などに取り組む。
 同専攻の修士課程で学ぶ学生のほか、放射性物質などを専門に取り扱う社会人や海外研究者らの受け入れを想定。原発事故後の本県の自然環境などを活用する活動を展開する方針。
 1次募集は8月3〜6日に出願を受け付け、同24日に試験を実施する。2次募集は11月2〜6日に出願を受け付け、同28日に試験を行う。合格発表はそれぞれ8月27日と12月10日に同大ホームページで行う。
 1次募集で定員に達した場合、2次募集は行わない。問い合わせは同大入試課(電話024・548・8064)へ。