飛行機レースの国際大会「エアレースX」の2024年シリーズに参戦している福島市のエアレースパイロット室屋義秀選手は17日、練習拠点の同市のふくしまスカイパークで1戦目の決勝フライトに臨んだ。
 大会は10日に開幕し、6カ国から8人が参戦している。各自の拠点に同じレイアウトのコースを設定し、各自のタイミングで予選2本、準々決勝、準決勝、決勝の計5本を飛ぶ。予選のタイムでトーナメントを決め、その後は計測タイムなどに応じて順位が決まる。
 フライト後、報道陣の取材に応じた室屋選手は「きょうは風が強く、思ったようなフライトはできなかった」と振り返ったが「(自身の)予選はトップと約0.2秒差の僅差。少しのミスで勝敗が決まるので、残りの期間でベストなフライトをしたい」と意気込んだ。
 今季は3レースを行い、最も多くのポイントを獲得した選手が王者となる。1戦目は19日まで行われており、室屋選手は18、19日にふくしまスカイパークで残り3本を飛ぶ予定で「ここまで良いタイムを出せている。トップを取りに行けるコンディションだ」と手応えを語った。
 予選の結果は大会の公式サイトで随時更新される。準々決勝、準決勝、決勝のフライトは26日午後8時に大会公式ユーチューブチャンネルで公開される。
フライトする室屋の機体©Taro IMAHARA/PATHFINDER